VolksWagen_レストア日記
& '55OVALで日本旅
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1955年式 Volks Wagen Type-1


このページは、塗装には欠かせない工程である「パテ付け」について書きます。画像にあるのはすべて業務用ですが、塗料専門店などでは購入可能です。
この他にも、たくさんパテの種類はあります。(ファイバーパテ・ラッカーパテ等)
大きく分けて車の補修で使用するパテは、鈑金パテポリパテの2つです。
(アルミ・ファイバーパテは鈑金パテの強化版、ラッカーパテはポリパテの補足的役割をするものです)

パテ付け講座
まずは、現状の確認をします。
今回の場合は、切り欠きを埋めて溶接した部分にはアルミパテを、そのほかに鈑金パテを使っていき、最後にポリパテで仕上げるという段取りでいきます。
塗装作業全般に言える事なのですが足付け作業(塗付面を荒らすこと)を必ずおこないます、パテを付ける前も同じで、通常は地金が露出するまで塗装を剥ぐのですが、今回はすでにPOR15を塗っている状態のため、それを剥がない程度に足付けしています。
練り板に適量のパテ&硬化剤をとって、練り合わせます。取説によると[ 主剤:硬化剤 = 100:2 ]ぐらいが適量とあるのですが、こればかりは経験による目分量です。
だいたい、主剤(=ゴルフボール)に対して、硬化剤(=パチンコの玉)くらいが適量とされます。
最初にパテを付ける時は必ずこすり付けるようにして、付ける対象とパテに隙間(空洞)ができないように注意し、その後、低くなっている部分に重点的にパテが盛れるようにヘラでならします。パテ硬化後、ペーパー(#60程度)で粗研ぎして、さらにパテを盛っていき、これを納得のいくまで何度も繰り返します。
これら業務用のパテは、ホームセンターなどで売られている補修用パテと比べると硬化時間がかなり早いので、練り始めからパテ盛りまで、もたついているとすぐ硬化がはじまります。しかも業務用には(標準・夏用・冬用)とがあり、季節によって使い分ける必要があります。
サビによって面が荒れている部分が多かったため、かなり広範囲にわたりパテが入りました。
通常の補修作業ではここまでパテが入る事はまずありません。
パテを付けたあとは地道に面出し作業です。
平らなブロックに、ペーパー(#80〜#120程度)を付けて、面が平坦になるまでひたすらがんばります。
これらパテ付け→研ぎの作業を納得のいく面出しができるまで根気よく何度も繰り返します。
ほぼ鈑金パテ終了段階にまできたところです。
次のポリパテの段階にいく前までに、ここで面出しが決まっていなければいけません。
仕上げはポリパテです。
仕上げ用パテになればなるほど、主剤のキメが細かくなっていきます。そのかわり、厚盛りはできません。
ポリパテはあくまで、それまでの作業で生じたペーパー目を消す為のパテですので面出しには適さないのです。
練り合わせ始めてから、だいたい硬化がはじまるのが3〜5分後ぐらいです。
研磨可能までには10〜15分あれば充分です。
慣れてくると、この状態まで練り合わせるのに30秒とかかりません。早くすればそのぶん、盛る時間が多くとれます。
パテの色の違いは、単に硬化剤の色が違うからです。研ぐ際に見た目でわかりやすくするために鈑金パテとポリパテは違う色で練ります。
それまでの工程でペーパーが当てられたところ全てに均一にポリパテを盛ります。
硬化後は、これをペーパー(#180〜#240程度)で均一に研ぎ落としせば完了です。
ポリパテが研ぎ終わった後は、プライマリーサーフェーサー(通称:プラサフ)を上塗りをする前の準備段階で、スプレーガンによって吹き付けます。
そして乾燥後にペーパ(#400〜#600程度)で水研ぎするのが一般的です。つまり、プラサフもパテの一種と考えてもらえればわかりやすいかと思います。


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