鈑金>塗装>磨き>外装>エンジンルーム まで完了しました。最後の仕上げは 内装 です。
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内装関連の部材を準備します。ヘッドライナーは事前にアイロン掛けをしてシワを伸ばしておきます。
ドア内張りの湿気対策として ブチルテープと ビニールシートで気密しておきます。地味で面倒な作業ですが これをしておかないと ドアパネルが湿気で反り曲がってきます。中に貼っているアルミシートはドアのビビりを抑えるための制振材です。もともと鉄板が分厚く頑丈なドアパネルなので あまり効果は体感できませんが VW純正においても アスファルトシート状の制振材が貼られていますので 全く意味のないものでもありません。
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ドアパネルは それなりに経年劣化で色褪せていましたが 湿気対策をしていたおかげか 交換するほどの状態でもなかったため 前回レストア時のままです。クロームのモールディングや レバー類は ’55当時のオリジナルです。
カーペットも 軽く清掃をして再利用しました。内装に関して今回は ほとんど手を入れておらず 将来の楽しみに取っておきたいと考えています。左側は 高年式サイドメンバーを丸ごと移植しているので T-1 ’72-’79 のヒーター吹き出し口を取り付けることができ 目立たない場所ですが お気に入りです(笑)。
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消火器は 旧車にとっては必需品です。私自身は火災にあった経験はありませんが 界隈ではチラホラ耳にします。これまでも消火器は車載していましたが 賞味期限(?)が切れていたので 新しく購入して 左後部座席下に設置しました。自動車火災に対応している 英国 lifeline社製の水溶性フィルムフォーム消火器です。
床面に敷くためのゴムマットを裁断しています。走行中はエンジン音のほうが遥かに大きいので ロードノイズがどうこういうレベルの話では無いのですが あっても邪魔になるものでは無いので この機会に作成しておきます。
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現行の車は 軽自動車であってもメーカー純正の足マットには 結構な厚みがあります。ゴム製品は比重が高いので コストパフォーマンスが良い遮音素材として採用されているためだと思います。床面には1cm厚 のゴムマットを敷き詰めた上に ’70年代ヤナセ物の足マットを並べて完成です。
天井のクロスを貼る前に 断熱効果のある audio-technica製の ヒートシールドラグを天面に貼っておきます。冬は熱が逃げるのを防ぎ 夏は熱の侵入を防ぎます。要はクーラーバッグと同じ仕組みですが、今回は これをやりたかったがために ヘッドライナーの張り替えをすると言っても過言ではありません。
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リヤウィンドウ周辺には ニードルフェルトを貼っておきます。今も昔も自動車内装の定番素材ですね。
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工業用ボンドは 簡単に剥がれては困る箇所は チューブタイプで ガッチリ接着させて 広範囲に塗布する場合には スプレータイプを使うようにしています。どちらを使う場合も あらかじめ接着する両面にボンドを塗布しておき 3〜5分後くらいに貼り合わせます。この段階では 最上部だけにボンドを使用するのが うまくいくコツです。
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カッターで穴を開ける際には 中央より上をカットしないと 下側のクロスの長さが足りなくなる可能性があります。シワを伸ばしつつクリップで止めながら 慎重にクロスをカットしていきます。この段階でも まだボンドは使いません。何度もクリップを付けたり外したりしながら微調整していき 位置を合わせるのが最優先です。
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クロスの位置が決まれば ボンドで接着していきますが、内装職人さんのような技術力はないので 仮留めクリップ5個外す→ボンドを塗布→クリップで接着面を押さえる→またクリップ5個外す→ボンド→クリップで押さえる→以下ループ といった感じで 一気に貼らずに分割して施工していきました。1〜2時間ほどクリップで押さえた後に 余分なクロスをカットして成形すれば完了です。
内装作業の難関である 窓ガラスを取り付けます。最初は 上下にヒモの切れ目を入れてしまったことで上と下で厚みができてしまい 窓枠に入らずに失敗しました。両サイドに切れ目を移したことで 上手くはめ込むことができました。細めのロープを使えば 厚みを気にする必要はないのですが ヒモを抜くときにかなりの力が必要になるのと 窓ゴムの内側を破損してしまいがちなので、個人的には トラロープが 滑りも良くてやりやすかったです。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_8921-1024x768.jpg](https://wolfsburg.sakuraweb.com/vw/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8921-1024x768.jpg)
窓ガラスに関しては 助っ人を頼んで2人で作業しました。窓枠のモールディングは 磨いても取れない深いキズがあるのですが ’55当時のオリジナルなので、前回レストア同様に 今回も交換せずに軽く磨いて再利用してます。
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リヤパネル側の次は 両サイドのクロスを貼っていきます。
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予めアイロンがけしていたクロスに ヘッドライナーボウ を4本通して 天井に組み込んでいきます。
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位置決め後、前後左右に縫い付けられたプラ板状の留め具を 全てボディに引っ掛けて ヘッドライナー完成です。
FLAT4 カタログには 2種類のヘッドライナーがあります。左が前回取り寄せたハイクオリティをうたっているクロスで裏地もしっかり作り込まれています。今回の注文では そのHQクロスが [ お取り寄せ ] になっていたので右のクロスを購入しましたが、今思えば 到着まで待っても 時間的余裕はいくらでもあったな、、と後悔しています。
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黒い素材なので よく見えませんが、ファイアーウォール室内側には エプトシーラーを遮音材として貼りました。
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この年式の Type-1 をツインキャブ仕様にすると、雨水や洗車時の水が エアークリーナーに浸入してしまいます。エプトシーラーを貼っただけのチープな対策ではありますが とても重要です。
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リアの内装パネルには チップクッション(3cm厚)を貼りました。クォーターパネル内側の空間を埋めることによる 遮音と防振効果が狙いです。空気の通り道や空洞があると音は大きく響きます (楽器と同じ原理)。
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ポップアウトウインドウの留め金は 以前に紛失していてタッピングビス留めだったので この機会に作成します。ネジ穴のタップを立てる必要があるので それなりの厚みがある金具をホームセンターで入手して削り出しました。
ポップアウトウインドウは 三角窓とのコンビネーションで 真夏以外は 快適になるのでオススメです。
最後は 前回レストアの時には どこに使うものか分からなかった 謎のL字型金具です。今回 調べてみると 取り付ける場所は ココで間違いないのですが、ボディ側には ステーや取り付け穴が見当たりません。もしかしたらカーペットに何か付いていたのかもしれませんが オリジナルの床材は20数年前に廃棄しています。どなたか取り付け方法をご存知の方がいれば教えてください。。(汗)