遮錆 (Prevent Rust)

前回のレストアでは、ヒンジ留め金具のサビ止め処理ができていなかったようで、見事にこの有り様です。
 
エアーインテークのルーバー内側を下処理します。ワイヤータイプのコンデンサーブラシ(10φ)をL型に折り曲げ加工してやると作業しやすいですね。さすがにこの中までピカピカにするつもりはありませんが、できる限り表面の汚れやゴミは除去しておかないと、スプレー塗装した時に周囲にブツを撒き散らす事になってしまいます。
 
前回と同様に POR15 を準備していますが、今回エンジンルーム内のサビ止め処理には、ホームセンターでも購入可能なサビ止め塗料を使ってみようと思います。主に建物の外壁などに使用される塗料のようで、 ■塗れないもの 自動車 と裏面の説明には記載されているのですが、これはアクリルシリコン系塗料の特性として重ね塗り時の密着性が弱いことが理由のようです。
追記:脱脂溶剤である シリコンオフ (関西ペイント) を使用すると塗膜硬化後でも色落ちが発生したので併用不可でした。重ね塗りが必要な箇所には やはり 自動車用途に適した遮錆塗料が良さそうです。
 
このタイプの缶入り塗料を小出しで使う場合は、カンロ杓子(かき氷にシロップかけるやつ)が便利です。適量を別皿に小分けした後は、缶のフチと上フタをキレイに拭き取って密閉しておきましょう。
 

ロングボルトを切断した面にもサビ止め処理をしています。細かい部分ではありますが、ボルト切りっぱなしの未処理だと間違いなくそこからサビが発生します。上側は切断した面ではなく亜鉛メッキ処理が施されたままなので塗布する必要はありません。

 

地金が見えている箇所には、もれなくサビ止め処理を施します。もう少し先の工程で他の部位とまとめてサビ止め処理をする予定だったのですが、この梅雨時期、地金を出したままで一晩経つと翌日にはサビが発生するくらい湿気が多いのでコマメに処理していきます。
 
加工が完了したエンジンチンにも関西ペイントの「サビテクト」を塗りました。分厚く塗布したい時にはハケ塗りが良いですね。アクリルシリコン系塗料の耐熱性能にも期待したいと思います。
追記:シリコンが熱に強い素材なのは間違いありませんが、外壁などに使用される これらの塗料は、耐熱性よりも耐候性 を重視した調合になっているようです。
 
車内の遮錆処理として ENDOX 錆転換剤RSスプレー を使ってみました。完全硬化後も 塗布面は しっとり しており、カンペの サビテクト と似たような感じですが こちらには [使用用途:自動車] と記載されています。上塗りやパテを入れる際には プラサフ が必須らしく ボディの下地処理用としては ひと手間かかります。 アンダーコートは 直接上塗りできるようなので 下周りの遮錆塗料 としては 手軽に使っていけそうです。肝心の 遮サビ効果 は未知数なので 今後 経過観察をしていきます。ちなみに 原液は ドイツ・ヘンケルテロソン社 製造と記載されています。
 

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