現状の確認

レストア Part2 のテーマは「遮(さえぎる)」です。
まずは「遮音」空冷エンジンはどうしても音が大きくなります。「それがいいんじゃないか!」と思っていた時期もありましたが、そう思わなくなってきたのは中の人の「老いるショック」かもしれません。
つぎに「遮熱」エンジン・足周りに手を加えたことで走行性能には一切不満はなく夏場でもエアコンを使用すれば快適にドライブを楽しめているわけですが、その反面、エンジンには相応の負荷が掛かっています。できる限りの熱対策を施して、人にも車にもやさしい環境を作ろうと思います。
最後は「遮錆」ズバリ旧車における永遠のテーマです。前回レストアから22年経ちましたが、目立った腐食は進行していません。ただ全くサビていないわけではないので、再び「酸化鉄との格闘」を始めたいと思っています!
 

まず最初にすることは、気になる箇所へのマーキングです。これを事前にしておかないと、車のように大きな対象物の場合、工程を先まで進めた後に「あっ!ここにもあった…」と見落とすことが結構あります。。
 

座席を全て取り外してフロアの状態を確認しました。カーペットのほつれや汚れは、それなりにありますが、フロアパン(FRP素材含む)は、前回のレストアで補修された状態で、ほぼキープされていました。
 
現状の内装はこのような感じです。右下に写っているのは、エンジンルーム内にスペースが確保できなかったために、やむなく車内に追いやられた COMPU-FIRE 本体です。今回の レストアPart2「遮」では、このファイアーウォール部分にも手を加えますので、移設のための準備に取り掛かります。

あと、天井の内装がやけに黒ずんでしまっているのは、以下のような理由からです。。
 

<補足>
海外のレストア系YouTubeで「樹脂フォーム」について否定的なコメントを見かけました。当時のマイナーチェンジで採用された樹脂フォームは水抜き穴などから浸入した水や空気中の湿気を吸収して内部から腐食させてしまう恐れがありました。更なる静音および視認性向上を命ぜられたであろう当時のVW社デザイナーは、まさか数十年後にこのような事態になるとは想定していなかったのではないかと思われます。

 

エンジンは 1915cc の ポルシェファンを流用したスタイルで、TYPE-4エンジン用 の大容量オイルクーラーを横向きに設置できるファンシュラウドを装着しています。ファンが中央よりも右にオフセットしている構造なので 左右均等に冷却させるための整流板も取り付けられています。
 
車検を通せばすぐに公道へ走り出せる状態ですので、厳密に言えば「レストアではない」のですが、前回レストアから年数が経過しており、今後も快適に乗り続けていくためにも、さらに手を加えていきます。今回はエンジン・ミッションに手を加える予定はありませんので、シールラバーが交換できる状態までで分解は完了です。
 
これは撮影用に清掃したわけではなく、普段の状態かつ7年ほど車庫保管した状態です。およそ20年前にエンジン&ミッションをリビルドしてから ノンオイル漏れ&ノントラブルです!!あまり乗っていないというわけでもなく普段の足として毎日運転していましたし、これで日本一周もしました。また古いVWにポルシェファンという組み合わせは「冷えすぎる」また逆に「冷却効率が悪い」という意見を見聞きする事がありますが、しっかりと対策しているパーツ選びとノウハウのあるショップにおまかせすれば間違いありません。[ POWERED by Jeffrey’s ] 
  

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