アルミポリッシュ

 
これは私が使っている アルミポリッシュSET です。ほとんどが 鈑金塗装で使う部材の流用ですが、専用の物としては 電動ドリルにつける バフ と 白棒・青棒・マグ&アルミポリッシュ (通称:マグポリ) を使用します。
 
画像なので 分かりづらいかもですが、試験的に磨きの工程を分割してみました。今回は、元の状態が酷かったので #400 → #800 → #1500 → 白棒 → 青棒 → マグポリ という感じで徐々に番手を上げていっています。元の状態が悪くなければ、いきなり 白棒 あたりから磨きを開始しても構いません。
 
それが パテ なのか ペーパー なのか コンパウンド なのかが異なるだけで、粒度が荒い番手から徐々に細かい番手へと移行していく工程は、鈑金・塗装・磨き 全てに共通する基本的な考え方です。番手を大きくすっぽかしたり、磨きムラで中間の番手では磨かれていない箇所などがあると、最終の仕上がりに明かな差が出ます。
 
残念なことにアルミポリッシュしても 数ヶ月も経つと白くボヤけてきてしまうものですが、分解している今のうちに磨けるものはできるだけ磨いておきます。ガソリンタンクキャップは 今回初めて磨いてみたのですが びっくりするほどキレイになるものですね。
 
アルミ素材ではありませんが せっかく取り外したのでメーターも清掃しておきます。
 
ガラスの内側が かなり汚れていたのですが 中性洗剤で水洗い しただけで こんなに綺麗になりました。メッキ部分はスチールウール (製品名:ボンスター) でサッと磨いただけです。
 
クローム部分は 前回レストア時に再メッキをしてから24年経過していますが状態良好です。TENオートラジオ には TAUNUS と刻印されているので 元々は Ford Taunus (西ドイツフォードの乗用車) 用だったのではないか?と思われます。いつ取り付けられたのかは不明ですが この ’55 OVAL を 12V仕様に変えた時に流用したのでしょう。
 
ガス欠を回避する予備タンクは金具で固定して設置してます。タンクキャップのコルクパッキンは新品に交換済みですが タンクの構造上 ガソリン満タンにすると確実にあふれます。場所は失念しましたが 日本一周しているときにガソリンスタンド店員さんのご厚意で襟巻きしてもらったウエスは 今だ現役で役に立っています(感謝)。
  

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