スプレーガンを握る前には必ず コンプレッサー と エアーフィルター の水抜きをするのですが、プラサフ を塗っている際に 何度か水分の混入が起こりました。。おそらく エアーホース に残留している水分や、特に夏場は 作業中に圧縮された空気からもリアルタイムに水分が分離しているのではないかと思われます。「エアーフィルター1個では万全とはいえない」という話を聞いた事がありますので、手元用にも エアーフィルターを増設 します。
スプレーガンには エアーマスク のジョイントが接続されており、ただでさえ「手元が重くて長くて邪魔だなぁ」と感じていたところに エアーフィルター を追加するのは さすがに無理があります。。
近所のホームセンターで 手頃なサイズの ウエストポーチ を購入しました。この中にエアフィルターを入れて 腰に巻いて塗装すれば 作業しやすくなるやん作戦です。
ちょうど良い長さだったので一番下に収めて、両端から エアカプラー を取り出すための穴を空けました。
普段 使わない時には エアーマスク と 手元用ホース が収納できるという 画期的なポーチ に大変身しました!
ボディの サフ研ぎ をする前に その他パーツの上塗りを先に進めておけば 養生する手間 が省けます。エアーバルブ周辺だけに 軽くマスキングをしますが、リム は後工程で ボディ色 に塗り分けますし、タイヤ は ナンバー取得前に交換する予定なので 色が掛かっても問題無しです。もちろん 全て外して塗装するのが理想的ではあります。
ホイールなど 局所的に限定された塗装 の場合は、スプレーガン の パターン調節ツマミ を絞って 丸い円形 (左) で噴出させると余計なミストが抑えられ リムの凹み まで塗布しやすいです。ます。また シンナー も通常であれば 40%〜60% で希釈しますが、できるだけ少なくしたほうが 垂れにくく かつ 塗膜に厚み が出せます。ただし広範囲に塗布する場合は 適量のシンナーを配合し 調整ツマミを緩めて 楕円形 (右) になるようにセッティングします。
小一時間ほど ホイールを塗装しただけで この 水滴の量 です。エアーホースが長いせいもあるとは思いますが、やはり スプレーガン手前の エアーフィルター は 失敗しない工法 のひとつに違いなく「備えあれば憂いなし」です。
ツートーン に塗り分けるために マスキング をしているところですが 短い間隔で複数回テーピングしないとうまくマスクできません。もしこれとは逆に リム から塗装をした場合 マスキングの難易度は さらに上がるので、内側から塗装するのが無難です。リム に飛散したミスト は マスキング後に KOVAX K-800 で平坦になるまで研ぎます。
ホイールのリム・その他をボディ色に塗ります。鬼籍に入った親父が「盆栽いじり」に使っていた 回転椅子・改 が役に立ちました。この際 塗布する時だけ ターンテーブルに乗せて それ以外では スプレーガンから遠ざけておかないと 噴出時の空気の乱れで ホコリ が付着しやすくなります。順番待ちのホイールも裏側に向けています。
それでも ホコリ は付着します。塗布する前に気が付いた場合は、タッククロス で拭き取ります。ただし 塗布した直後に付着する ホコリ(ブツ) はどうすることもできません。。ブツ をできるだけ減らすために、塗装作業前には 水まき清掃と 周辺のマスキング・エアーブロー が欠かせません。
塗装した後 マスキングを外す時は テンションが上がります!VW純正ホイールには 様々なカラーバリエーションがあり、私も過去 色々なパターンで塗り分けしましたが 結局のところ 白黒のツートーン に落ち着きました。