レストア Part2 のテーマは「遮(さえぎる)」です。
まずは「遮音」空冷エンジンはどうしても音が大きくなります。「それがいいんじゃないか!」と思っていた時期もありましたが、そう思わなくなってきたのは中の人の「老いるショック」かもしれません。
つぎに「遮熱」エンジン・足周りに手を加えたことで走行性能には一切不満はなく夏場でもエアコンを使用すれば快適にドライブを楽しめているわけですが、その反面、エンジンには相応の負荷が掛かっています。できる限りの熱対策を施して、人にも車にもやさしい環境を作ろうと思います。
最後は「遮錆」ズバリ旧車における永遠のテーマです。前回レストアから22年経ちましたが、目立った腐食は進行していません。ただ全くサビていないわけではないので、再び「酸化鉄との格闘」を始めたいと思っています!
まず最初にすることは、気になる箇所へのマーキングです。これを事前にしておかないと、車のように大きな対象物の場合、工程を先まで進めた後に「あっ!ここにもあった…」と見落とすことが結構あります。。
あと、天井の内装がやけに黒ずんでしまっているのは、以下のような理由からです。。
<補足>
海外のレストア系YouTubeで「樹脂フォーム」について否定的なコメントを見かけました。当時のマイナーチェンジで採用された樹脂フォームは水抜き穴などから浸入した水や空気中の湿気を吸収して内部から腐食させてしまう恐れがありました。更なる静音および視認性向上を命ぜられたであろう当時のVW社デザイナーは、まさか数十年後にこのような事態になるとは想定していなかったのではないかと思われます。