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自動車補修用に使用するパテの種類は、たくさんありますが
今回使用したのは、アルミパテ・鈑金パテ80~120・ポリパテ180です。
サンドペーパー同様に目の粗さが数字で表示されているのが一般的です。
パテ付け工程
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リヤエプロンの作業で解説します。
溶接した箇所にはアルミパテを使用、その他に鈑金パテ、ポリパテの順で仕上げていきます。
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塗装と同じようにパテも足付きが良くなるように適度に表面を荒らしておきます。
今回はPOR-15で全体を処理しているため、その塗膜を剥がさない程度にペーパーをかけています。
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アルミパテを適量の主剤と硬化剤を練り板にとって混ぜ合わせます。
比率は100:2 と記載されていますが、いちいち測ってられませんので目分量に頼ることになります。それぞれゴルフボールとパチンコ玉くらいの大きさが適量とされています。
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分厚く盛る必要がある箇所にはアルミパテを使用しましたが、パテの内部に空洞を作らないように、こすり付けを意識して塗付していきます。
パテ硬化後に、#60程度のペーパーで粗削りをしていき、高い箇所があればハンマーで叩き、低い箇所は当て金で修正して更にパテを盛ります。
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続いて、いわゆる鈑金パテです。
こちらは、溶接跡以外にサビて荒れた金属表面などにも使用していきます。
業務用のパテは市販品と比べると硬化までの時間が早いです。2〜3分程度で硬化が始まりますので効率の良い作業が必要です。
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鈑金パテが硬化すれば、ペーパー(#80〜#120)と平らなブロックをあてがいつつ均一に研いでいきます。
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ブロックサンディングすることにより、表面の高い箇所と低い箇所が見えてきます。
納得がいくまで何度もパテ付け&研ぎを繰り返して、この段階で完全に面出しを完成させておきます。
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続いて、通称ポリパテです。
仕上げに近づくほど、主剤のキメが細かくなっていきますが、その代わり厚盛りはできません。
ポリパテとは、鈑金パテを研いだ際のペーパー目を消す目的のパテですので、面出しには適さないのです。
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主剤がゴルフボールで硬化剤がパチンコ玉を目安に、練り合わせます。
だいたい2〜3分後には硬化が始まりますので素早く混ぜ合わせます。
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慣れると30秒かからずに、この状態まで混ざり合います。早ければ早いほど、盛る時間が多くとれます。
パテの色が違うのは、硬化剤の色が違うためで、あえて鈑金パテとポリパテは色を変えることで、研ぐ際の目安にするのが一般的です。
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ペーパー目を消すのが目的ですので、画像のとおり全体がポリパテ状態です。硬化後は、ペーパー(#180〜#240)で均一に研ぎ落とします。
このあとは、プライマーサフェイサーの吹き付けになりますが、プラサフは吹き付けるパテという役割りでありペーパー#400で空研ぎすることになります。
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今回の場合は、サビによって金属表面が荒れていた事もあり、広範囲に
わたって板金パテによる補修が必要でした。通常の自動車補修作業では、
ここまでパテが入ることは、まずありません。パテ修正は少ないに越した
ことはありませんが、最近のパテは高品質で耐久性も上がっています。
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リヤフードはこのような感じでパテ修正が入りました。
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室内側には、後から開けられた穴やネジ跡がありましたので
鉄鋼板や溶接で修正した後に、鈑金パテで面出しをしています。