これは、ブレーキのマスターシリンダーです。重要な箇所ですので、
丸ごと新品に交換します。前輪と後輪でシリンダーが独立している、
タンデムタイプのマスターシリンダーを使用しました。元はシングルです。
ブレーキオイルの通り道にあたるスティールパイプは、手で簡単に曲げられる
程度の固さですが、ここは専用のツールで慎重に曲げ加工していきます。
車体をドッキングさせる時に、間違っても挟み込んだりしないように、
また、他のワイヤーなどに干渉しないよう正確に取り回す必要があります。
ブレーキ以外にも、いくつか足回りパーツを高年式(1968年式以降)
に置き換えました。改善されているものは積極的に取り入れています。
前輪は最終的には、ディスクブレーキに換装する予定です。
これはアクセルケーブルですが、比較的に高年式モデル用のパーツです。
多少の加工は必要ですが、1955年式にも適用可能です。
高年式のアクセルケーブルは、チューブで保護されている形状なのですが、
低年式の場合は、チューブが無くワイヤーむき出しの状態で通っています。
走行中にケーブル切断してしまう可能性も高いですし、腐食も心配です。
車に乗るからには、安心と安全は常に考えながら運転しなければいけません。