サイドドア

エアーツールに#60ペーパーを付けて、旧塗装を剥がしているところです。
塗膜のグラデーションを見ると、その車の歴史がわかります。このType-1は
過去に一度、外装だけの全塗装がなされたようですが、その塗料の品質が
良くなかったのか、劣化が激しかったです。純正色はストラトシルバーか。

旧塗装を剥がした後は、お約束のPOR-15をペイントします。
ハケ塗りでも非常によく伸びてハケ目が目立たなくなります。
そしてこの「ツヤありブラック」が、とても役に立ちます。

濃い色の車を所有されている方は、実体験でよくご存知かと思いますが、
ツヤのある濃い色というのは、表面の凹みやキズなどが顕著に現れます。
この視覚効果を利用して、ドアのエクボや凹みをマーキングしました。

鈑金パテで修正して、ポリパテでペーパー目を消した段階です。

ボディ全体の面出しとパテ研ぎを終えれば、次の工程に進むわけですが
この時点で、完成後の仕上がりの良し悪しが決まると言っても過言では
ありません。細部まで納得がいくまで確認をします。

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