まずは、使える部分と使えない部分の選定をおこないます。
こちらはフェンダーやフードの復元の際に利用している移植元の
1975年式 VW Type-1です。サイドメンバーもここから切り出しました。
サイドメンバーの復元
実際に合わせてみて切断箇所の詳細を決めます。
実測しながらマーキングを施していきます。
位置が決めれば、ハンドグラインダーなどを駆使して、一気に切り落とします。
溶接した後では処理が施せない箇所が出てくるので、組み付ける前には、内部の防錆処理を忘れずに施しておきます。
1955年の車体に1975年式の車体からのサイドメンバー移植が完了です。
1938年の生産開始以来、2003年まで生産が続き、累計生産台数が
「2152万9464台」の記録を持つVW Type-1ならではの作業といえます。